クマ娘の逆襲2
PC4 田沼意次
「あなたを呼び出したのは他でもありません」
机の上を埋め尽くす様々なクマ娘。
地図を開き麻飛山の位置を指し示す。
「クマ娘の商品は色々な場所で作っていますが、やはり本家本元のものはできが違うのですよ。
オランダでは同じ重量の銀と同じ値段がつけられているそうですよ。
幕府も本腰を入れて彼らの後押しを始めたのですが、どうやら触らぬ神に触ってしまったようです」
「ちょっと頼んだ商人が頑張りすぎてしまいましてねえ」
「聖地巡礼者を募るため、森にある一番大きな木で巨大なクマ娘を彫ったそうなんですよ。一番大きな木、つまりご神木です」
「まあ、村の方もただの古い木としか思ってなかったらしく、村人総出でクマ娘を彫ってしまったのですからだれも攻めるわけにはいかないのですが」
「困ったことにそれから事故が増えましてねえ。まあ、人手も、作業も、増やしたわけですから多少の犠牲はあり得るでしょうが」
「少しばかり犠牲者が多いのと、どうやらおかしな化け物が出没しているみたいなんですよ」
「迷信ぶかい人たちはむりやり森を切り開いたたたりだと言い出していますし、生け贄まで用意しそうだったみたいですよ」
「それではお願いします」
前金3を渡す。
OP1
キミの住まう社の前に一人の幼女がいる。
あたらしくしつらえたであろう白い着物は夜露に濡れ、その小さな手足は所々から血がにじんでいるのがうかがえる。
キミが声をかけると
「ああ、神様ですか! あたしはニエ子といいます。私を生け贄にしてください。そして村を許してください」
「やっぱりにえこじゃ、女の魅力足りないですか?」
「ここの神様は幼い女の子が好きだから。だから自分も男の子の格好して事案にならないようにしているって聞いてました」
「さあ、にえこを好きにしてください」
話を聞くと両親はすでに他界して親戚のうちにやっかいになっている。このところ立て続けに事故が起こり、さらに病が蔓延し始め寝込むお年寄りも増えてきた。
生け贄を捧げるべきか相談しているのを聞いたにえこは村人に黙って社へやってきた。
「にえこがいなくなっても悲しむ人はいないから、みんなを助けてください」
OP3
「いいか、最初に見つけた方が優先だからな」
夏の盛りまではまだ日はあれど、夜歩くには一重ですむし、煌々と輝く満月は提灯などいらぬとばかりだ。
「ほんとだって、4丁目の平太郎の友達が見たってんだから間違えねえ]
「ただそいつがドジな野郎でな、足を滑らせて水に落ちちまって逃げられたらしい]
「おい、静かにしろ」
水音、たしかになにかがいる気配がする。
湖の風に乗って甘い匂いが漂ってくる。
そして月光に浮かび上がる黒い影。
あなたより早くかけ始める八。
夜空にうかぶルパンダイブのシルエット。
だが次の瞬間ベアクローによりはたき落とされていた。
近寄るキミの目の前にうつる一匹の熊。
あわてて水にかたまでつかる
「もうひとりいたクマか」
「のぞきは犯罪であるクマ」
「しかたないくま。この水は汚れていて脱げないクマ」
なにやら瘴気のようなものが流れ込んできているらしい。
「あんたはいい男だからゆるしてやるクマ」
OP2
ゴフー
爪が岩を切り裂き、炎が枯れ葉を燃やす。
油断をすればキミとてただではすまないだろう。
くまなのでひたすら咆哮をあげキミに詰め寄る。
合流対ヒグマ
火クマ
命中10 回避5 魔道9 抵抗6 行動9 HP88 MP15
爪:斬+22 範囲 CLT10
ブレス:炎+18 CLT12 射程20 抵抗
防御 斬15 刺10 殴12 炎20 弱点:氷1
ミドル 麻飛山村
ひときわ目を引く木彫りの熊。荒々しく霊力さえ感じられる。
村長「ようこそ、いらっしゃいました。おや、にえこじゃないかどうしてお客様と一緒にいるんだい?」
情報項目 理知で判定
クマ娘(難易度8)
伝説から。森の精霊の一種。熊+少女という21世紀まで通じるデザインを目指し日々奮闘中。最近はクマ娘に稽古をつけ相撲で勝ち負けを競う読み本がヒットしている。
ひとり一回づつ理知判定を行うか優れたアイデアを出したらお金がもらえる(達成値-10割る5)。シーン終了時に行う。
湖(難易度9)
最近とれた魚をたべると具合が悪くなる人がいた。生活用水にもつかっているので汚れていると困る。
クマ娘の巡礼地の一つ。
土熊(難易度10)
森に出没するクマ。土に潜り地形を変えている。いつでも戦闘に言って良い。
社(難易度10)
昔、この地に化け物がでた時退治したサムライが所持していた刀をまつっているという噂。ここ数年はほったらかし。最近空飛ぶ何かが目撃されている。
情報:昔の化け物が開く
・昔の化け物(難易度12)
つい50年ほど前に退治されたクマの化け物。ばらばらに切り刻まれ封印されている。
・瘴気(難易度12)
もともと魔界に近い場所に通じており、昔から妖怪などが住み着いていたがご神木により浄化していた。この度ご神木が倒れたことにより瘴気があふれ始めている。こままではこの村は奈落におち、全ての住民は羅刹とかす。
切り倒されたことによりご神木の神通力はなくなっている。
できること
・土熊を倒しに行く。
・水熊に会いに行く(PC2がいないと会えない)。
・買い物をする。
・探索する。
土熊
命中10 回避5 魔道5 抵抗6 行動15 HP70 MP15
セットアップ:地面に潜る。
地揺らし:対象は体力・反射判定難易度10を行い失敗すると「転倒」このラウンドあらゆる判定のファンブル値+2。飛行・疾走状態なら大丈夫。
土錐クマ:移動攻撃。単体対象は知覚判定12を行い失敗するとクマの命中クリティカル+2
爪:刺+25 単体
下級羅刹2 下級羅刹射2
ブレス:炎+18 CLT12 射程20
防御 斬15 刺10 殴12 炎20 弱点:氷1