メタハンドアウト

ハンドアウトPC3 ダークネスヴォイス
「それではお願いしますね」そう告げるとキミはアンティークスタイルの受話器をそっと下ろした。いつもながらアンゼロット様の代理は神経を使う。もっともただのガヤでしかなかったキミがこうしてアンゼロットの影武者としてロンギヌスの末席に加えられているのだから文句をいうのは贅沢かもしれない。ありがたいことにキミが彼女の影武者であることを知る者は少ない。アンゼロットとキミの外見で似通った所は皆無に等しい。なぜなら「声優が同じ」とかいう解読不能な理由で選ばれたのだから・・・。