アフターヴァレンタイン

今年も渡せなかった・・・。
毎年毎年、素直になれない自分。
華々しいラッピングも
鼻腔をくすぐるかぐわしき匂いも
あなたを打ちのめす材料にしかならない。
来年、そうまた来年。
次こそは必ず。
だがあなたには分かっていた。
その決意ははかなく崩れることを。
そうやって一年一年引き伸ばし続けてきたのだ。
こんな想いをするのなら。
こんなに苦しいのなら。
こんな心はイラナイ・・・。