続き

判定に納得のいかない「究極」、匕首を持ち出して切りかかった(<匕首術>0による「命力判定」)。これに対し「至高」、この大馬鹿者めが! と一喝(<風格>2による「内力判定」)。
「究極」【風】12+5D6=30 三段階成功
「至高」【山】7+11+2(想い)=20 二段階成功
「究極」側の勝利。
「究極のダメージ判定」:ダメージ:匕首の殺傷力3+(三段階−二段階=1)枚の差分ダメージ(山よりハートの8)=11
「至高の内力防御」:内力1点消費。手札よりQを出しダメージ無効。



戦闘ではお互いの成功段階が高い方の勝つ。同じ場合は引き分け(例外アリ)。勝った側が殺傷値のある功夫を用いていた場合、ダメージを与えることが出来る。ダメージは武器の殺傷値に成功段階の差分、山札からめくりその計となる。
 負けた側は「命力防御」「内力防御」を選択できる。「命力防御」は命力のダイス分ダメージを緩和することが出来る。「内力防御」は手札より好きな枚数(0枚でも良い)出し、その数値分ダメージを減らす事が出来るがその枚数分「内力」の現在値(手札)が減る。「想い」の追加も可能なので強力だが使いどころを間違えると後で痛い目をみる。
ダメージが上回った場合、命力の現在値が減る。このことにより命力判定のダイスも減ることがあるので注意。
奥義や門派功夫の中には内力にダメージを与えたり、武器を破壊したり、負けたときに特殊効果が付くものもある。

「究極」再び匕首で攻撃。「至高」素手で対抗(<拳術>0)。そこに見かねた「副部長」が天文会奥義「天文八卦掌 火掌紅龍炎龍掌」で「究極」を狙うと宣言。
「究極」四段階成功
「至高」四段階成功
「副部長」の判定:奥義値10 月(ダイヤ)5枚=招式値45 命力3D
 奥義値10+招式値45+命力判定(3D=10)=65 六段階成功

「究極」と「至高」は引き分けだが「副部長」と「究極」の差は二段階。
ダメージ:殺傷値0+差分ダメージ(2枚)+奥義の特殊効果:ダメージカード+4枚。なので山より6枚引きその計がダメージとなる。結果44ダメージ。
「究極」、「命力防御」を試みるも13点どまり。44−13=31。命力が0以下になったので卒倒。行動不能となった。


扶桑武侠傳」では戦闘は一括で行なわれる。一回一回の攻撃にリアクションしたり、反撃することはない。例外的に「命力防御」「内力防御」は受けた攻撃回数別々に行なわなければ成らない。
上記の戦闘において「究極」が八段階成功した場合、「至高」にはダメージを与えられるが、「副部長」には与えられない。ただし対象が「武侠間合い」になっている場合は自分に負けた対象全員にダメージを与えることが出来る。


「奥義判定」に必要なのはまず第一に「対応したマークのカードが手札にある」、もしくは「仲間の「想い」として溜められている」、かが重要と成る。命力のダイスを振るのでダメージを受ける前に仕掛けた方が良いようにも思えるが、多くの奥義はカードが一枚増える毎に招式値が10上がる為、あせる必要はない。また、「想い」のマークがばらけてしまって他のキャラクターが動きにくそうな時など、4〜5枚で動いてしまっても良いだろう。奥義は功夫と違い減ることはないので毎攻撃ごとに仕掛けるのも1つの手だ。
仲間の奥義と必要マークが重なることは多いので事前に相談しておくことをオススメする。
弱点としては「想い」等を大量消費することが多いため、「内力防御」が不安になることだろう。奥義を使う本人は高い達成値でなんとかなるが、弱い所を突かれるとそこから崩れることも多いので注意が必要だ。