最終回

「生き残った〜っ!! そうよね、今までのシリーズでも第一話から出ていた美少女ヒロインは死んでないものね。例え、機体壊されまくろうとも、妹に男取られようとも、死んでいった女より人気が無かろうとも、生きていればオールOK!
ほら、聴いてシン、アタシの心臓まだ動いてるよ」
「オレは・・・、オレはいったいなんだったんだ・・・」
「家族の敵をとるためにザフトに入って、恩人を殺して、カガリを逆恨んで、ステラを救えなくて、アスランにケンカ売って、キラの邪魔をして、レイの口車に乗って、議長にだまされて、結局アスランにも負けちゃったけど、アタシの恋人になれた幸せモノ?」
「・・・」
「オープニングで、レイと戦ってる絵があったから皆に「ああ、最後にはシンも正しいものの見方ができるようになるんだな」と思わせといて、結局議長の呪縛から抜け出せず、アスランの足止めにもならなかった主人公。世界を救ったのはキラだし、議長を倒したのはレイ。この後、世界をまとめるのはカガリラクスだろうし・・・。えっと、あなた何やってたのシン?」
「わかってんなら聴くなよォー!」
「まあ、いいわ。せっかく生き残ったんだから贅沢は言わないわ。主人公の恋人という立場だけで十分よ。
それよりステラのときはキラを倒せたのに、アタシの仇打つときはアスランに負けるってのはどういうことよッ!!」
「(いつのまにか主人公の座さえ下ろされていたなんて言ったら殺される・・・)」


死にませんでしたね・・・。普通に考えれば順当なんだけどなぜか釈然としないものが残るのはなぜなんでしょ。
それにしてもシン=アスカ。気持ち良いくらいのダメっぷり。キラの失敗作のひとつという設定あっても良いくらいだ。今となってはかわいそうの一言しかないな。もう1話分ぐらい長ければまだ活躍できたのだろうが、あれじゃ、「わあ、流れ星がいっぱ〜い」と言ってる子供とかわらない・・・。


次回作ってのは本当にあるんだろうか? OAVでもなんでももう少し決着つけてほしい気がします。
個人的には20年後ぐらいでジュニア編やってほしいですね。
主人公、負け犬遺伝子を引くシンとルナマリアの子供。
ヒロイン、キラとラクスの娘。
敵役、アスランメイリンの息子。
副主人公、アスランカガリの息子。
当然ながら他のカップルも1人もんも子供だしまくり。さながらミステリーのごとく正体不明のやつらが出てくる。
機動戦士ガンダムシードサクセサー 運命の子供たち」