17歳

スミレ 17歳!!(1) (講談社コミックス)

スミレ 17歳!!(1) (講談社コミックス)

16歳の方がマガジン本誌で連載が始まった。
以前他誌で連載されていた「〜17歳」はこんな話だった。


これは一人では何もできない少女を描いた物語だ。
自由に歩くこともできず、自分の意志を伝える言葉さえ持たないスミレが、様々な偏見や確執に立ち向かい、最初は異物としか見てくれなかったクラスメートらと徐々に打ち解けていく。何も出来ない少女に触れ合うことにより人々は己の弱さを自覚し、スミレと一緒に成長して行く事を願うことになる。


まあ、感動できるマンガは多々あるが、この作品の特徴的なところはTRPGの参考として大変役に立つということだ。
プレイヤーキャラクターは紙の上の存在でしかない。例えイラストや設定があろうともそのペルソナの多くはプレイヤーの中にとどまっているにしかすぎない。つまりスミレと同じような存在なのだ。
つまりプレイヤーはアレと同じようなものだ。他人から見られている自分を自覚することは少ない。特にゲーム中は想いが理性を上回ることはよくある。つまりなりきるということはああいうことなのだろう。
ま、あの姿は真のTRPGの姿だと思うのだがどうだろうか?