ロボ

あなたがもし・・・、ある日突然人間以上の力を持ったとしたら・・・。あなたはその力をどうつかう?
その力で世界を滅ぼす悪魔になるか、それとも世界を救う英雄になるか・・・。


「すごいぞ、鋼騎の戦闘力は数倍に跳ね上がる。持って行け、そしてすぐ取り付けて試すんだ」
あなたがこの地でであったのは、故郷を追われ再会した父親のみすぼらしい姿であった。


あなたは生き残った。この地獄のような戦場でただ一人。また一人だけ生き残ったのだ。人々はあなたを死神と呼ぶ。かまうことはない。生き残るためならどんなことでもして来たのだから。そんなあなたの元へ一通の手紙が舞い込んできた。


「俺はお前をリーダーと認めたわけじゃないぜ」「戦場でそんな考え方をしていたら死ぬぞ」「まったく、考え無しに飛び込むんだから」「俺の命はおめにあずけた」

言うなれば運命共同体
互いに頼り 互いにかばいあい 互いに助け合う
一人が五人のために 五人が一人のために
だからこそ戦場で生きられる

「嘘を言うな!」
猜疑に歪んだ暗い瞳がせせら笑う
「お前も! お前も! お前も! 俺のために死ね!」
次回、『分隊
こいつらは何のために集められたか