ちょっとだけ露出の2

「それで、くわしい話をお聞かせ願いませんか?」
リヴァイアサンは笑みを浮かべた顔でそう問いかけてきた。もっとも、その言葉には親愛の情などひとかけらも感じられず、むしろ、あくまで無機質だ。
「・・・ですから」
「ええ、あなたの報告書は読ませていただきました」
何かいいかけるあなたをさえぎるかのように発言は続く。
「たしかにFHのオーヴァードはなめてかかれない存在です。いままで犠牲になってきた隊員やつぶされた支部はそれこそリストが必要になるほど多数に上がります。
なにも部隊を殲滅させたあなたを攻めているわけではありません。
ただ、信じることができないのですよ。選び抜かれたエリートで構成され、明晰なるあなたに率いられた部隊が、あのディアボロスに殲滅させられたということを・・・」