ルールはなんとなく把握できたような気がしているので、歴史とか風土とかちょっと読み込んでいます。いろいろ不思議なこととか、楽しいことが結構あるので未読の方はぜひどうぞ。
原作『扶桑武侠演戯』
一巻:主役があの徐福なのだが、悪役ではなく主人公。しかもいい人っぽい。もっとも数千人の美しい童男童女に仙術教えて戦わせるのはどうかと思うが。ちなみにこのときの敵役:覇王は瑞覇様が篭っている覇洞に閉じ込められているのでキャンペーンの最後にはもってこいだ(ただし、覇王自刃説もある)。
二巻:主人公は始皇帝の長子:扶蘇。ただし、舞台は大陸で扶桑に旅立つところで終わっている。異民族退治と宮廷劇がメインなので武侠っぽさは少ない。ヤマトタケルがモチーフのようだ。
三巻:徐福が王位を扶蘇に譲る話。この後、仙人となって国の守護を誓ったとあるが、オオクニヌシの国譲り同様非常に胡散臭い。さらにうそ臭いのが扶桑樹。「万一帝が廃され、扶桑王朝が滅びしときは、扶桑樹は扶桑の台地に戻り、扶桑の民人たちは、ひとり残らず、花や鳥に姿を変えて果てる」という、呪いの様な誓いを聞き入れ海に消えていくという、どこの植物怪獣なんだか。
四巻:前巻より千年が過ぎている。覇洞に封じ込められた十三鬼衆を復活させ扶桑王朝を滅ぼそうとする奸臣と、仙人徐福と四人の弟子のガチバトル。結果覇王復活こそならなかったものの不死山大噴火により「大殺戒」が引き起こされる。以後、扶桑は外国から完全に隔離される。覇王も十三鬼衆もあつかいが人間ではないらしい。
五巻:大混乱のさなか扶桑王朝が二つに分かれ、東西二朝時代に突入。事態はどんどん悪いほうへと転がっていく。
六巻:瑞覇様のお話。生い立ちからその波乱に満ちた人生を描くが残念ながら未完。プレイヤーやるときにはこの巻の部分だけでも読むことをお勧めする。


この間の歴史もいろいろあるのでぜひ読んでいただきたい。